あいまいな発注は下請法違反の第一歩?
ソフトウェア開発やデザイン、映像作成などのコンテンツ制作の下請でありがちな話ですが、発注元からの指示があいまいな挙げ句、クライアントの気に入らずボツとなり、代金も払えてもらっていないというご相談を受ける事があります。
請負 ...
メルカリアカウントの不正作成で逮捕されるという話
日経新聞の記事で、メルカリのアカウントを約11万個もの不正作成して、1個800円~900円程度で販売していた者が逮捕されたという事件が紹介されていました。
事件自体は少し前で2017年6月のことのようですが、このような不正アカ ...
親会社と子会社の法的関係
子会社でおきた不祥事について親会社が謝罪するというニュースが報じられたり、また、子会社で働いている人からは親会社の言うことには逆らえないというような話を聞いたりもします。
親会社・子会社という言葉は日常的に使いますが、正確 ...
司法取引と「囚人のジレンマ」
日本でも司法取引制度が2018年6月から施行されましたが、1カ月も経たずに適用第1号のニュースが飛び込んで来ました。
組織的犯罪の下っ端構成員が、捜査機関に情報を提供して、背後にいる大物を摘発…というケースであれば世間の受 ...
金銭以外の賄賂
文部科学省の役人が収賄の疑いで逮捕され、その賄賂の内容が子どもの大学入学への便宜であったことが話題となっております。
文科省の役人がよりによって裏口入学とは…という点もさることながら、「進学の便宜」が賄賂となることへの驚きもあ ...
取引先に対する社長の責任
会社との取引でトラブルが生じて、いざ、この会社に対して裁判などを起こして請求をする場合に、会社にはどうもお金になりそうな資産がないかも…ということになると、よくお客さんから質問をされるのは「じゃあ社長に対しては何か請求できないんですか ...
下請法と契約解除・損害賠償請求
契約関係上、弱い立場になりがちな下請事業者を救済するための法律として下請法があります。
下請法は、契約類型(製造委託取引や役務提供委託取引)や資本要件等の形式的な条件を元に適用されて、親事業者の行為について下請事業者を守るため ...
身に覚えのない請求への対処
身に覚えのない請求を受けたことはないでしょうか。
単なる詐欺(架空請求)であることが多いと思いますが、中にはうっかり忘れていたものや、詐欺を含め本来は支払う法的義務がないにも関わらず、裁判などの法的手段を取られることによっ ...
裁判(民事訴訟)の実際
あまり関わりあいになりたくはないですが、支払うべきお金を払ってくれない、権利を侵害されて損害を被ったが弁償してくれないなどというときに最後の手段となるのが裁判(民事訴訟)です。今回は、民事訴訟の基本とその実際についてまとめてみたいと思 ...
下請法と運送業
今回は、中小の運送業者(個人事業でやっている場合を含みます。)が、運送業務を請け負っている場合にどのようなルールが適用されるのかについて考えてみたいと思います。
このような運送業務の請負の場合、直接の取引相手によって、二つ ...